2015年8月4日火曜日

Pixel Art とドット絵 3

社会勉強のつもりで「ドット絵」検索をもう少し。いくつかニュースから拾ってみると、なんと驚いたことに今年の、それも先月だけで、

  • 世界800万DLを達成したドット絵 風スマホ向けアクションRPG「クルセイダークエスト」が日本でも配信開始(2015年07月16日/4Gamer.net……「本作は、ピクセルアートのドット絵グラフィックスが特徴のアクションRPGだ。」云々
  • メビウスがPS4向け新作「燃えろ!!プロ野球(仮)」を発表。ドット絵、さらに「お約束となる伝説の技」も再現される模様(2015年07月16日/4Gamer.net)……「『燃えろ!!プロ野球』といえば、1987年6月26日にジャレコから発売された、プロ野球をモチーフにしたファミリーコンピュータ用ソフトとして知られるところ(中略)グラフィックスはドット絵」云々
  • ドット絵 シューティングRPG「エルブリッサ」、事前登録がスタート(2015年07月22日/4Gamer.net……「どこか懐かしい、レトロなグラフィックのドット絵横スクロールシューティングRPGです。」云々

あるある……なんだかキリなさそうなので切り上げます。が、一点だけ、最初の「クルセイダークエスト」について少し気になる、こんな(↓)キーワードも。

  • ドット絵 × ピコピコ音 が爽快!横スクロールパズルアクションRPG『クルセイダークエスト』(2015年07月20日/techjo

そう、「ピコピコ」……昔のテクノ・ミュージックを象徴するオノマトペ。いや、ゲーム・ミュージックなのかしらん、もはやそれが象徴するのは。ソニー・ピクチャーズが製作した映画(その名もズバリ「ピクセル」↓)も、09月には日本公開とのこと。

  • 映画『ピクセル』ワールドプレミアイベントに監督&キャスト、『パックマン』生みの親・岩谷徹氏らが集結(2015年07月21日/ファミ通.com……「『ピクセル』ニューヨークでプレミア開催/巨大パックマンが生みの親をピコピコ狙う?!/生みの親岩谷教授もビックリ!!キャストも大興奮」云々

以上、やはり根強い人気なんですね、ドット絵/ピクセル/ピコピコ、ゲームの世界を中心に。……というか、リバイバル人気なのかな? ハイスペックPCによる3D時代に、“いかにも” なフラット画面と、ドット絵、ピコピコ音。上の映画「パックマン」にしても、おそらくは洒落半分。要するに、ホットからクールへ?

2009年発売というゲーム「キング・オブ・ファイターズ Ⅶ」の、絵づくりに関するホットなサイトと比較してみると、同じドット絵でもわずか5年のうちに、なんとなく気分というのか、トレンドの変化のようなものを感じます。いや、これは(↓)さすがに、やることに無理ありすぎたのか?




ホットからクールへ(あるいは時間軸関係なく、ホット/クール)ということを考えてみると、ゲームの世界とは別にまた、見えてくる人たちがいる。最初からクールで(?)洒落てる人たち……とは、ひいきしすぎかな。原理主義的ないわばアート/デザイン志向……これも言いすぎ? とにかく、

  • Minipops(by Craig Robinson):メキシコ在住の英国人アーティスト/イラストレーターによる、1999年から2009年までのプロジェクト。以前、東京のデザイナーの友人が教えてくれたもの。モチーフや空気感も洒落てます。2009年にはiPhoneアプリ(by Matt Sephton)も登場。


  • Pixelians(by Purlin Beam):香港のデザイナーによる、2003年から2013年までのプロジェクト。古いビデオ・ゲームのレトロな調子にインスパイアされた、ピクセレート・スタイルで描かれた “のほほん” キャラクターたち。

  • INVADER(by ULA / Unidentified Living Artist):1998年からコード・ネーム「Space Invaders」としてプロジェクトをおこなっている(今年2015年にも香港での展覧会あり)という、地球在住のアーティスト。

うわ、出た。待ってました! という感じの最後の INVADER。コンピュータ/ドット/ピクセルにインスパイアされたアート・フォーム。それが「コンテンツ」つまり情報の域にとどまらないところもナイス。提示の仕方も大胆。現役だし、個人的にも、ものすごくシンパシー感じます。そのウェブサイト内「スペース・インベーダー・プロジェクトとは? What is the Space Invaders project about?」によると、

それはまず第一に、いつもの疎遠にしてしまう場所(ミュージアムや研究機関がそうかもしれない)からの、アートの解放である。それはまた、スペース・インベーダーをテレビ・ゲームのスクリーンから自由にし、この現実世界に連れてくることでもある。すべては私が、ピクセル概念にセラミック・タイルを通して、物質的外見を与えようと決めたときに始まった。
It is first of all about liberating Art from its usual alienators that museums or institutions can be. But it is also about freeing the Space Invaders from their video games TV screens and to bring them in our physical world. Everything started the day I decided to give a material appearance to pixelization through ceramic tiles. 

上の(↑)二つめのセンテンス特に、洒落てます。きっと本気でもあるだろうし。大賛成。パリのボザール&ソルボンヌ卒というのも本当だろうか? とにかく、この感覚をもった我等が日本の先達たち、立花ハジメ氏や Delaware に次回、触れます。

(続く)

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