2015年7月27日月曜日

Pixel Art とドット絵 1

ちょっと必要があって、遅まきながら「超低解像度絵画」の近隣事情というのか、Pixel Art とドット絵について調べたメモの、その1。

Pixel art という言葉は1982年に、ゼロックスのパロアルト研究所の Adele Goldberg と Robert Flegal によって初めて使われた。その概念はしかし、それよりも10年(例えば、同研究所の Richard Shoup が1972年に発表した SuperPaint システムに)さかのぼることができる。 
いくつかの伝統的なアート・フォーム、区限刺繍 counter-thread embroidery(クロスステッチ cross-stitch を含む)やいくつかのモザイクや、ビーズ手芸はとても pixel art に近い。これらのアート・フォームは、現代のデジタル・コンピュータのピクセルに似た、小さな着色されたユニットで絵を構成していく。もっと巨大なスケールでの、似たようなコンセプトが北朝鮮のアリラン祭(マスゲーム)に見られる。

というのが、Wikipedia「Pixel art」の History 部分(2015年7月25日現在)……アリラン祭てのがいいですな、洒落て(?)て。で、興味深いことにこの Pixel art のページ、Language 日本語を選ぶと表示されるのが「ドット絵」でありまして、そちらではゲームがぐっと前面に出てくる。

ドット絵は、主に黎明期から1980年代にかけてのパソコンもしくはコンシューマー向けゲーム機で、もっともよく用いられた表現形態である。 
当時は、画面の解像度および発色数・メモリ容量・CPU速度などのハードウェア的な制約、およびそれを受けたソフトウェア的な制約から、ベクトル画像や大規模なビットマップ画像を使用できなかったため、やむなく限られた解像度・色数などでグラフィックを表現する必要性があった。
てなワケで、上の画像(↑)Wikipedia の左が「Pixel art」から、右が「ドット絵」から。国民性……とはいえ、どちらもまぁゲームっぽいといえば、ぽいか。後ほどこのピクセル・アートについて、アートの方向性 と、ゲーム/アニメ/マンガの方向性 とを区別するつもりですが、もう少し「ドット絵」関係でこんどはピクシブ百科事典から、

ドット絵 全盛期に比べてコンピュータのスペックが飛躍的に上昇し、3Dグラフィックス等も使用可能となった為、わざわざ解像度・使用色を制限するドット絵はあまり使用されない。 (中略)  
しかし、携帯電話・携帯ゲーム機など一部の小型端末ではまだドット絵が使用されるケースも多く(絵文字がその典型)、自主制作ゲームでは3Dの扱いが困難であり、「ドット絵の方が良い」と主張するレトロゲーム愛好家もいるために、いまだ需要は見込まれる技法である。 

で早速、ざっと検索してみて書籍『ドット絵講座』というのの発行が2004年4月、『ドット絵プロフェッショナルテクニック』2005年2月、『ドット絵工房』2006年6月、『ドット絵職人』2007年5月、『Game Graphics Design ドット絵キャラの描き方』2008年2月、等々たくさん。

スマートフォンの時代になってドット絵アプリでは、iPhone用の「Dottedit」2010年5月が最古なのかしらん、あと「誰でもドット絵職人」2014年10月、「ドット絵ペインター」2015年1月、「ドットピクト! かんたんドット絵アプリ」2015年4月、などなど。隆盛ですな。

ネット検索しても「ドット絵」で出てくる絵柄の、ほとんどがゲーム/アニメ/マンガ関係。いや「pixel art」(海外)にしたところで、もうちょっと広がりはあるものの日本発のゲーム・キャラ、やはり大人気。……賛否両論の、何はともあれ「クール・ジャパン」ぶり。

(続く)

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