2013年12月18日水曜日

ノスタルジーと新素材

ちまたの素材がだんだん鉄から、今後、炭素繊維や「クモの糸」なんかへと置き換わっていくのでしょうか。どうやら着実に世の中、未来に向かっているようで。エネルギー効率よくクリーンであってほしいもの。一方でしかし、考えられないような「粛正」が北朝鮮で行われるなどアナクロニズムもまだまだ、あちこちに。ひょっとして人間の頭が一番、変わりにくい?

ところで。Nさんに教えてもらった廃墟へ先月、行ってきました。絵描きのSさんにお付き合いいただき。ずいぶん広い(↓)工場跡になるのかな、これ。行ってみてビックリ。映画か何か撮りたくなるような場所。


産業が移り変わって(要するに、従来のかたちでは儲からなくなり)稼働していた施設が閉鎖になるとか、どこかに移動してしまうとか。よく分かりませんが、そして廃墟化していく。稼働している施設もまだありましたが。

それにしても、朽ちていく鉄とコンクリートの感じ、たまりませんな。これらが新素材に置き換わったら、どうなるんだろう? デジタルになって写真が色あせなくなったように、いまあるノスタルジーの契機がこれからまた、大きく変わってしまう予感。いや、なくなってしまうのかな、ノスタルジーなんて感覚自体が。分かりませんが。

そんなワケで、重工業的な廃墟風景のなかで若いSさんに、浮いてもらいました(↓)。瓦礫になんとも不似合いな “女の子” 感と、この無重力感、グー。ノスタルジーとは、ちょっと違ったものが生まれるようで。ニコニコ新素材っぽい。


重くてマッチョな鉄の時代から、軽くしなやかな新素材の時代へ? 人間の頭のほうも変わらなくちゃいけない気がしますな、はぁ。ノスタルジックな廃墟じゃなしに、たとえば、廃墟=遍在するワンダーランドとか。様々なコンテンツもおそらく、また然り……なんつって(←これ端折りすぎ、説明不足でスイマセン)。

そんなことを、たまたま坂本龍一 × 浅田彰 × ラジカルTVの1985年のパフォーマンス「TV WAR」見ながら思いました。胸躍る懐かしさ。重工業インダストリアル系。戦争の世紀といわれた20世紀も、遠くなった、はずの今日。



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